上地家

上地流空手は、沖縄の上地家を中心に伝承されてきた武術です。ここでは、その家系・道統・継承の流れを整理してご紹介します。

上地 完文

この若き沖縄人は、1897年に密かに中国へ渡り、中国武術を学ぶと同時に、日本の徴兵制度から逃れるためでもありました。

上地完文は、中国に13年間滞在し、多くの戦闘技法と三つの型を持ち帰りました。

  • 三戦(さんちん)
  • 十三(せいさん )
  • 三十六(さんせいりゅう)

数年後、彼は和歌山で最初の道場を開きました。

長男の完英(かんえい)は、その後この流派を現代化し、上地流と改称しました。

上地完文

上地家

ご存じのとおり、上地流は家伝の武術であり、父から長男へ、すなわち宗家へと受け継がれてきました。

上地完英(第2代宗家)とアメリカ人門下生たち
上地完英(第2代宗家)とアメリカ人門下生たち

流派の創設以来、四代にわたって宗家(そうけ)が継承されてきました。

  • 上地 完文
  • 上地 完英
  • 上地 完明
  • 上地 完尚

宗家は同時に、祖父である上地完英によって設立された 上地流空手道協会(Uechi-Ryu Karate-Do Kyokai) の会長でもあります。
この協会の本部道場は、沖縄県宜野湾市に所在しています。